日本語文法解説: 「～ています」と「～てあります」の使い分け

日本語文法解説: 「～ています」と「～てあります」の使い分け

日本語の文法でよく混乱する「～ています」と「～てあります」の使い分けについて解説します。

「～ています」 は、動作の継続や現在進行中の状態を表します。

「～てあります」 は、過去の動作によって生じた状態を表します。

以下に具体的な例文と解説を示します。

1. 今、何をしているの。 (正しい)
2. 教室の窓が、閉まって ある。 (正しい)
3. 教室の窓を、閉めて いる。 (正しい)
4. あの道に 車が、止まって います。 (正しい)
5. あの道に 車が、止まって あります。 (間違い: 「止まる」は動作を表す動詞なので「あります」は不適切)
6. かべに 絵が、掛かって あります。 (正しい: 絵が掛かっている状態)
7. かべに 絵を、掛けて います。 (正しい: 絵を掛ける動作中)
8. ひもが、切れて ある。 (正しい: ひもが切れている状態)
9. ひもを、切って いる。 (正しい: ひもを切る動作中)
10. 部屋の電気を、消して います。 (正しい: 電気を消している状態)

ポイント:

• 「～ています」は、動作や状態が現在進行中であることを示します。
• 「～てあります」は、過去の動作によって生じた状態が現在も続いていることを示します。

注意:

• 「ある」は状態を表す言葉であり、すべての動詞に使えるわけではありません。
• 動詞によっては、「～ている」と「～てある」のどちらかしか使えない場合もあります。

上記を参考に、文脈に合わせて適切な表現を使い分けましょう。